やまねごはん


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サトイモと大根に危機を救われた
金曜未明、突如やってきた乳腺炎。
当人の「痛くて起き上がれない」という弁におののき、
頭の眠気を振り払いつつ、たしかこういう時は
生姜シップに里芋パスターだっけ、と本をめくる。

果たして、前日までは大量にあった生姜を
カレーにどさどさ入れて食べてしまったのを後悔しながら、
生姜シップをケチケチと準備。
里芋パスターは、市販の里芋粉を利用。
先だっての引っ越しのとき、棚の奥から消費期限が1年以上
切れたのを2袋も発見し、「世の中の里芋粉のほとんどは
実際には使われずに捨てられているに違いない」などと
毒づいたのを心の底から反省し、それでも捨てずに持ってきた
自分を褒め称える。

近場の助産院に往診を求めること2軒。
1軒目=熱が出ていたらうちでは対処できません。
市販の鎮痛剤や解熱剤を飲んでください。あとは
アイスノンで冷やしてください。
2軒目=熱が出ているなら病院に行ってください。
(どちらも言い方はもっと優しかったけれど)

「そんなはずはない」と、遠きバースハーモニーへSOS。
「第一大根湯。里芋パスター◎」と簡潔で力強い回答。
奇跡のように余っていた大根をすりおろして、
どんぶり一杯の第一大根湯を飲ませる。
数時間後、39度近くあった熱が平熱まで下がる。
乳腺の痛みも、4度の里芋パスターで、完璧ではないにせよ
回復する(あとは後日の訪問マッサージで解決)。

自然療法の威力に改めて感服しつつ、
はてカリフォルニアではどうしたものかと考えをめぐらせる。
まさか里芋や大根が手に入るとも思えず。
とは言え、日本にある野菜だけが薬効があるわけでも
なかろうに。彼の地で出会える伝統の知恵を
心待ちにしている。

| 日々のこと | posted by Y氏 |
おむつなし育児 試行中
 遠いアフリカなど一部の国では、赤ちゃんがおむつを使わず
(そもそもおむつというものがなく?)、母親が赤ん坊の排泄を予知して、
衣服を汚さずに上手にその辺でさせたりするのだという。

「赤ん坊と母親の共感って、そこまで研ぎ澄ませるものなのかぁ」とか、
「人間の身体感覚って、本来はそんなにすぐれたものなのかぁ」などと
まさしく「他人事」として感心していたが、いざ赤ん坊が生まれてみて、
「やって損はないのだから」ということで、実践してみることにした。

ガイドブックはこちら。
親子で楽しむ!おむつなし育児

まだ始めて1週間だけれど、これがほんとに楽しい。
まず何よりもびっくりなのが、赤ちゃんが本当にたらいの中に
排泄してくれるということ。もちろん全部は無理でも、
気づいたとき、気が向いたとき、赤ちゃんの合図(大抵はぐずる)に応えて
たらいにお尻を仕向けてやると、ちゃんとシャーッとしてくれる。
これはちょっと感動。

大発見だったのは、赤ちゃんが泣くのは、どうやら「したあと」ではなく
「する前」らしいということ。自分はてっきり、「ぬれて泣いているのだ」と
思い込んでいたけれど、考えてみれば、これまではおむつで赤ちゃんの
お尻を覆い隠してしまっていたので、そんなことに気づくチャンスさえ
なかったわけだ。

無理して完全な「おむつなし」にする必要はなく
(たぶんそこまで行くには相当なステップが必要な気がする)、
普段はおむつをしておいて、1日2回でも3回でも「おむつなし」で
受け止められれば、それだけオムツを洗う枚数が減る、と考えるくらいが
気楽でお得でちょうどよい。

なにぶんまだ一週間。どこまで続けられるか分からないけれど、
「おむつがなくたって、人間って必ずしも困らないんだ」と気づけたことで、
気持ちの中に大きな自由が生まれた。

| 日々のこと | posted by Y氏 |
女の子がうまれました
昨日、6月11日の昼前に、無事女の子が生まれました。

前回と同じく、バースハーモニーの齋藤純子さんに
出張していただき、取り上げていただきました。
皆さんからのあたたかい応援に心から感謝です。

IMG_1042.JPG

| 日々のこと | posted by Y氏 |
たけのこ料理、いろいろ
春のはじめの心配とはうらはらに、
今年はじつにたけのこにめぐまれた春だった。
掘りたてをいただいて、自分でゆでたのが3回、
ゆでたけのこを1回の合計4回、
それもその都度大量にいただいた。

まずは、定番たけのこご飯と若竹煮。
たけのこご飯は、ゆでたのその日と翌日は、
昆布、お酒、醤油、塩と一緒に炊き込んで、炊き上がりにも塩をふる。
2日目以降は、ごま油で炒めて醤油で強めに味をつけたたけのこを
炊き上がったご飯に混ぜ込む。
若竹煮は昆布としいたけだしでも十分においしいが、
実家でこしらえた、たけのこと若布、かつおだしの相性の良さは格別だった。

少しえぐみが残る、姫皮の部分や根元付近は、細かく刻んで
多めのごま油でいためて、麦味噌を加えてしっかり火を入れて、
最後ににんにくを少量おろしいれれば、たけのこ味噌のできあがり。
ごはんにのせて、おむすびにのせてと比較的長くたのしめるのと、
おすそ分けに喜ばれるのがうれしい。

ある日はほんとうにふんだんにたけのこがあったから、
たけのこづくしの食卓となった。
たけのこご飯、若竹汁、たけのこ入りの五目豆、
それから、たけのこと大豆のかき揚げを塩で。

翌日は、家の裏にすむひとのお誕生日だということがわかり、
あわててお祝いのおちらしをこしらえる。
たけのこだけはたくさんあって、そのほかの材料はほとんどないから、
庭に生えているふきとブロッコリーをむしってきて湯がく。
人参は細切りにして塩炒りにする。おあげは網で焼いて細かくきざむ。
すし酢は夏みかんでつくり、酢飯に白炒り胡麻を混ぜ込んで、
そうしてできあがった、ささやかなたけのこのおちらしをお重につめてお届けする。

最後には、若竹汁を濃い目につくって、おあげと麺を入れて、
若竹にゅうめんに仕立てた。

たけのこのパスタ(これ、けっこうおいしいです)をつくりそこねたのが
すこしばかり悔やまれるが、
それを除けば、この春、たけのこに思い残すことなし。

<たけのこ覚え書き2010>

ゆでるときには、とにかくぬかをたっぷりとつかうこと。
茹で上がってから、最低半日は鍋に入れたままにしておくこと。
(そうすることで、えぐみがうまみに変わる)
皮を剥いたたけのこは、水に漬けて冷蔵庫で保存。
毎日水を替えれば、1週間は保存可能だが、
4日目以降味が落ちることを心得ておくこと。
漬けておく水の量が多すぎると味が抜けやすくなることにも留意。
たけのこ味噌は冷凍保存可能。







| 日々のこと | posted by やまねごはん |
おもてなし
器の撮影用のおひるごはんだったり、
遠くからはじめていらっしゃる、お客さんだったり、
ずいぶんと前からゆっくりとお話したいと思っていたひとだったり、
「簡単なおひるを用意するので、おひるをご一緒しましょう」
というはこびになることが、ここのところ続けてあった。

ではその日のためのメニューを考えたり買い物にいったりするかというと、
そうでもなくて、やはり、家にあるわずかな食材で、
その時に作りたいもの、作れるものを、ささやかにこしらえる、
というのが、このところのパターン。

できあがるのは、簡素というか、質素というか、
おごちそうのおもむきから遠いもので、
しかし、ごはんは楽しみのほんの一部、
一緒の空間で過ごしたことや、
時のたつのを忘れて話したことのほうがずっと重みがあって、
ごはんはそれによりそっていればよいのだと、そう思うようになった。

ある日の献立は、
大豆とたまねぎ、クレソンのサラダ
生姜味噌をのせた、黒米入り焼きおむすび
伽羅ぶき
菜の花、わかめ、たけのこのおひたし

また、べつの日は、
大豆とたまねぎ、クレソンのサラダ
3種類のちいさなおむすび(ゆかり、生姜味噌、山椒昆布の佃煮と木の芽)
大根とたけのこの塩煮 たけのこ味噌を添えて
もちきびと野菜のポタージュ(玉葱、きゃべつ、とうもろこし)

その翌日は、
たけのことおあげ、ひじきの木の芽のお寿司
(夏みかんのしぼり汁を酢飯につかう)
ふきとおあげの炊いたの
ふきとヤーコン、ごぼうのきんぴら
わかめと明日葉のおつゆ、葛仕立て
ゆかり大根、大根葉のごま醤油、伽羅ぶき



クレソン、ふき、わかめにたけのこ、
それに木の芽と明日葉はいただいたもの。
菜の花は庭から、夏みかんは祖父の家から。
あとはひたすら保存食にたよる。

冷蔵庫と野菜かごは、いよいよからっぽに、
そうしてお米までもが底をついた。

| 日々のこと | posted by やまねごはん |
行き先が決まった
 北カリフォルニアのバークレー。
今夏、家族で引っ越します。

カリフォルニア・キュイジーヌ発祥の地。
ヒッピーとオーガニック食文化のメッカ。
全米で最もリベラルと言われる大学都市。

2年間、真っ青な空の下で、どんな世界と出会えるか。
乳飲み子連れてのアメリカ滞在記&食生活、
blogでも少しずつお伝えしていきます。

| 日々のこと | posted by やまねごはん |
天むす、ふたたび
冷凍庫の奥にえびをみつけた。
天むすブームのさなかに買ったもので、
すっかりわすれていた。

明日はY氏が大工仕事の休日出勤、
おもてで体をつかう仕事をしたときは、
揚げ物がおいしいし、家を出るのも少しおそめなので、
朝からはりきって天むすをつくることにする。

えびはしょうゆと塩で下味をつけておく。
ころもにも味をつけて、ふつうのてんぷらよりも濃度を高くして
ころもがたっぷりつくようにする。
たれは、しょうゆ、みりん、水をあわせてひと煮立ちさせる。

けっこう濃い目に味をつけたつもりだったけれど、
できあがってみると、もうひといき強めの方がよかったように思う。

それにしても、天むすってよいものです。



 

| 日々のこと | posted by やまねごはん |
さくらおこわ
桜の塩漬けをつかうのは、1月中旬から桜が散るまで。
そのあとソメイヨシノよりひとあし遅く咲く八重桜を塩漬けにして、
来年の1月まで、びんに入れて冷蔵庫のおくにねかせておく。

さくらのおこわ、といってもなんのことはない、
もち米とうるち米を半々にして、お酒と塩、それから桜の塩漬け
を塩抜きせずに一緒に炊き込めばよい。
そうして器によそってから、塩抜きした桜の塩漬けをのせる。




3月のある日のお弁当

さくらのおこわ
にらとあさつきの卵焼き 
菜の花のからし和え
ロースト玉葱の味噌風味
しょうが味噌
昆布の佃煮

| 日々のこと | posted by やまねごはん |
もしも、ごぼうがあったなら

日曜日のイベントのときに、素敵なおみやげをいただく。
井筒ワインの赤と白。
Y氏は最近仕事がいそがしく、帰ってきてすこしお酒を飲むのが
楽しみらしく、小躍りして喜ぶ。
紙袋からは、ワインと一緒に少なからぬ量のごぼうものぞいている。
聞けば宅配で届いたはいいけれど、使いきれないごぼうだとか。
ごぼうがつかいきれない、というのは私にとってちょっとしたおどろきで、
「ごぼうって、なんにでもつかえるのに」と言いながらも、ありがたくいただく。

ごぼうがたくさんあると、ぜいたくな気分になる。

まず、バルサミコきんぴらをつくる。
ごぼうをささがきにして、オリーブオイルでじっくりいためて、
最後にしょうゆとバルサミコで味を濃いめにつくる。
お弁当のおかずにも、サンドイッチの具にもなる。

次に、エスカベッシュ(南蛮漬)のマリネ液がのこっていたので、
ごぼうをオーブンでローストして漬ける。するとごぼうの南蛮漬になる。

好物のごぼう汁も何度かつくる。
生のまま煮ないでに、ごま油でじっくりアクを飛ばしながらいためてから、
だしを入れて煮ると香りもこくも出る。すり胡麻を加えても。

多めのオリーブ油でいためたごぼうにホールトマトを入れて、
ごぼうのトマトソースをつくる。
このパスタソース、どうしてなかなかおいしいです。

こうやって、いただいたごぼうはすぐにすっかりなくなった。

ほんとうは、ごぼうと玉葱、じゃがいものポタージュや
たたきごぼうのごま酢和えもつくりたかった!


| 日々のこと | posted by やまねごはん |
風の吹く夜
風があんまり強いので、その音で夜中に目がさめてしまう。
そのまま1時間じっとしていたけれど、寝付けそうにないので 台所に立つ。
寝不足になるので、なるべくしないようにしているけれど、
ほんとうのところ、こんな風に真夜中に目的なく料理をするのが好きだ。

イベントや撮影がおわって、ようやく冷蔵庫もがらんどう。
そんな中、なにかしらをこしらえるのがたのしい。

昨日の夜ごはんのトマトソースが少し残ったから、
ごぼうをささがきにしてオリーブオイルでじっくりいためてから
トマトソースを投入する。ごはんにも、パンにも、パスタにも合うはず。

冷凍庫に入っていた茎わかめのしょうが炒めを小なべに入れ、
火にかける。これは、明日のお弁当のごはんに混ぜ込む。

いただいてから日がたってしまった大根をなんとか再生させねばならない。
すこしすが入ってしまっている。こんなときは千切りにして食感の悪さをカバー、
ヤーコンも千切りにしてごま油でいためてしょうゆで味をつけて、
大根とヤーコンのきんぴら、できあがり。お弁当のおかずによいかもしれぬ。

まだ残っている大根。
拍子切りにして、塩をする。塩してしんなりさせると食感も気にならなくなる。
明日の朝になったら水が出ているはずだから、水をきってゆかりをまぶせば
漬物がわりに。

そうこうしているうちに、どうにも味噌汁がのみたくなる。
ごぼうをよくいためて、大根の千切りを入れて、だしを注いで少し煮て、
味噌と少しのしょうゆをいれる。そうすると味噌汁とけんちん汁のあいだの
味になる。

風はまだ止まない。
朝の5時半、あつい味噌汁を胃におとして、
また、ふとんにもぐりこむ。


| 日々のこと | posted by やまねごはん |
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